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Cloudlets のご紹介

Akamai には Web Experience、Media、Security など、複数の製品群があるのですが、その中で Cloudlets という製品群があるのをご存知でしょうか。

Cloudlets とは単独で利用するものではなく、既存の配信設定に add-on する製品となり、これまでお客様のサーバー側で実行していた特定のアプリケーションロジックを Akamai  の配信設定に組み込むものとなります。Akamai Edge サーバー上で実行されるため、お客様のサーバー側の負荷がオフロードできます。また、お客様自身で設定することを想定されているため、設定画面はわかりやすい作りになっており、API での操作も可能なため、お客様環境のシステムに容易に組み込めることもメリットです。以下は Cloudlets のリダイレクトを制御する製品である Edge Redirector を利用する際のリクエストの流れを示したものです。
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現在、お客様が利用可能な Cloudlets は 2015 年 10 月時点で 7 つあり、それぞれの特徴を簡単に以下で紹介させていただきます。Cloudlets は今後も新たな製品のリリースが予定されていますので、新たな製品もこのブログ内で紹介していきます。
第1回は Akamai Intelligent Platform の仕組みについてご紹介しました。
第2回では、Akamaiでキャッシュを行う際のベストプラクティス・考慮点についてお話します。

    1. キャッシュするコンテンツ・しないコンテンツを見極める
    2. キャッシュTTLの最大化・キャッシュ対象の最大化
    3. オリジンサーバーの設定をAkamaiの挙動に合わせて見直す
    4. こんなときには
    • さらにオフロード率を上げたい(オリジンの負荷を減らしたい)場合
    • サイズの大きいファイルを配信する場合
    • コンテンツを更新する場合 
Akamai Intelligent Platform は世界最大のコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)で、全世界のWebトラフィックの15%から30%をこのプラットフォームから配信しています。

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Akamai のサービスのほぼ全てが、この単一のプラットフォーム上で提供されています。
サービスの活用方法に入る前に、第1回は Akamai Intelligent Platform の仕組みを紹介させていただきます。
Akamaiはよく「CDN/キャッシュの会社ですよね」と言われます。
もちろんそれは正しいのですが、一般的なCDNにはない機能を提供できるため、あらためてご紹介すると驚かれることが多々あります。 

以下はAkamaiでご提供できる機能の一例です。 

  • キャッシュしないコンテンツについても、通信最適化により高速な配信が可能です
  • Akamaiで配信コンテンツの最適化・画像変換等を行い、パフォーマンスを向上させることができます
  • 数百Gbpsを超えるような大規模DDoS攻撃からも、ウェブサイトを保護します
  • パフォーマンスを向上させつつ、WAFでウェブアプリケーションを保護します
  • トラフィックが急増したり、インターネットの一部が不安定になっても、安定した配信を実現します
  • 個々のコンテンツをどのように配信すべきか細かく制御できるため、効率的な配信が可能です
  • 実際のユーザー体験を可視化し、どのような改善が必要か分析することができます

また、大規模なECサイトのご担当者様やWeb開発会社様でも、Akamaiの仕組みをご存知ないことが多く、Akamaiを十分に活用いただいていないケースもあります。
サイトの構成や運用を少し見直していただくことで、パフォーマンス向上だけでなく、管理も容易になります。 

これも我々の情報発信不足が原因と反省し、アカマイ ベスト・プラクティス(Web Perfromance編)として、次回から6回に分けてAkamaiの仕組みと活用方法をご紹介する予定です。 


Akamaiをご利用でないお客様には、Webサイト/アプリケーションのご課題を解決するための、 
既にご利用いただいているお客様には、Akamaiをさらに活用いただくための、ご参考となれば幸いです。 

HTTP/2への対応

先日HTTP/1.1の後継であるHTTP/2がRFC7540として公開されました。
  
HTTP/1.1から16年の時を経て公開されたHTTP/2には、これまでのWEBパフォーマンスの課題を解決する為の様々な機能が含まれています。今回はHTTP/2の新たな機能とAkamaiの対応状況についてご紹介します。

まずHTTP/2の機能に触れる前に、これまでのHTTPの変遷を簡単に振り返ってみます。


今日、企業の活動にはITが不可欠なものとなりました。

その中で、IaaS/PaaS/SaaSといったサービスや、HDのビデオ、HTTP/HTTPSのインターネット・イントラネット・モバイルアプリのトラフィックは急速に増加し、帯域の需要増は1年あたり20-50%に上ります。

しかしその一方、60%の企業のWANに対する予算は維持もしくは減少となっています。
また、地方拠点や支社、支店、店舗といったブランチのネットワーク帯域は、数Mbpsといった充分とはいえない帯域となっているケースも少なくありません。

Source: http://info.aryaka.com/rs/aryaka/images/SOE%20Report-Jan%202014-final.pdf


さらには、72%のブランチからのインターネットアクセスはデータセンターを経由しており、ブランチのユーザーからすると高遅延・低帯域な通信となってしまっています。

これらに起因する「遅い」アプリケーションは、従業員の満足度低下や売上機会の損失、外部顧客への応答性悪化としてビジネスに悪影響を及ぼしていきます。


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コーポレートネットワークが抱える課題やチャレンジについて書きたいと思います。多くのお客様と会話した中では、次のような課題が聞こえてきます。

  • クラウドを活用したリファレンス・アーキテクチャの策定
  • インテグレーション費用の削減と、イノベーションの促進
  • ビジネス継続性のためのデータセンタの分散化
  • レガシーアプリケーションのインターネット活用の必要性
  • アジア諸国との柔軟なネットワークの配置
  • 統合化によるネットワーク遅延問題の解消
  • 場所や時間に依存しないワークスタイル環境の実現
  • 動画を利用した教育コンテンツの充実
  • Web セキュリティ・ガイドラインの策定
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前回、そのNo-Storeコンテンツ、キャッシュ出来ませんか? - Part1 では、パーソナライズコンテンツであるがために No-Store設定としていたものに対し、キャッシュ設定をする方法について考えました。


キャッシュ設定が出来ないページには、その他にもNo-Store設定が必要となる理由が考えられますが、今回は更新が頻繁に行われるコンテンツ、いつ更新されるか予測できないコンテンツについて考えたいと思います。

WEB ページ全体のバイト(byte)数において、画像(イメージ)が占める割合は非常に高くなっています。以前もご紹介した、 httparchive.org によると、2014/12/1 時点、アクセス数上位 1000 サイトにおいて 50 %強 のデータは画像が占めているようです。PC 向けですと、およそ 57%
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モバイル向けだと更に高く、62%
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画像データのサイズ (byte) は年々増す一方ですので、WEB サイトのパフォーマンスを改善する手法として、転送データ量を少なくする案を考えた場合、画像をいかに最適化するかが課題と言えそうですね。



残念ながら、多くの国内企業のWebサイトは遅いです。海外競合他社のWebサイトと比較すると負けているケースが多いです。端的に言うと CDN を使っていないからです。なぜCDNが必要なのかは、日本の外からは遅すぎるグローバルWebサイトを参照ください。

しかし、状況は徐々に良くなっています。オウンドメディアを強化し、グローバルに対して自社コンテンツをストレスなく配信しようという動きが活発になっています。ある国内製造業は新しいグローバル・キャンペーンを実施するにあたってCDNを採用しました。その Web サイトに対して複数の海外拠点からアクセスしたときのダウンロード時間を平均化したものが下図です。7 月に CDN を導入した後、ダウンロード時間が劇的に速くなっています。海外競合他社と肩を並べる、もしくは優位性を持った速度となっています。Web サイトのコンテンツには全く手を加えず、もちろんデータセンタのハードウエアなどのインフラにも全く手を加えず、CDN の効果だけでダウンロード速度が 5.3 秒から 0.4 秒と短縮されています。DNS の設定を一行変えるだけで、13 倍の速度向上を得ています。
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