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Takayuki Sano

Takayuki Sano

April 26, 2019 10:45 AM

ハイブリッド&マルチクラウド時代のグローバルトラフィックマネジメント

※ この記事は2019.3.6に執筆されたThe Akamai Blogの記事を翻訳した内容を元に作成しています。 20年前は複数のデータセンターを負荷分散するために専用デバイスを利用することは一般的であり、複数のデータセンターにホストされたアプリケーションはDNSを使用して宛先となるデータセンターに割り振られていました。DNSシステムはデータセンター単位で設定するため、データセンター間を「ラウンドロビンに割り振られる」結果となっていました。仮に4つのデータセンターを利用している場合であれば、ユーザーは各データセンターを「ラウンドロビンに割り振られる」結果となってしまいます。DNS参照によるラウンドロビンは本質的には負荷分散とは言えるのものではありません。設計者は複数の物理的な場所またぎトラフィックを分散し、過負荷となっているデータセンターに対してはトラフィックを減少させるツールを必要としていました。また、ユーザに最も近いデータセンターが選択され、地理的に負荷分散できるツールについても必要としていました。さらにデータセンターに障害が発生した場合にはトラフィックが再ルーティングされるリカバリーオプションも必要としていました。これらに対応するソリューションとしてグローバルサーバーロードバランサー (GSLB) が生み出されました。GSLBはアプリケーションが属するゾーンに対するプライマリ DNS サーバーになります。通常GSLBはデータセンター毎に1つ設置され、他のデータセンターの負荷を監視し、各ユーザーのクエリを最も適切で、最も近い、かつ負荷の低いデータセンターに割り振ります。またGSLBはデータセンターの障害や過負荷を回避することが可能です。GSLBは異なるデータセンターに配置されたプライマリおよびセカンダリGSLBが連動しリカバリーを実現します。