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2020 年 3 月 - 配信、サービス、サポートの最新情報

作者Alex Balford

今日は、Akamai の「2020 年 3 月リリース」の 3 日目です。本日の発表内容について詳しい説明に入る前に、今週のスケジュールについて再度お知らせいたします。

  • 月曜日は、セキュリティ関連の第 1 日目で、Bot Manager、Fast DNS、Kona Site Defender、Prolexic Routed、Web Application Protector の機能強化について発表しました。
  • 火曜日は、第 1 日目に続き、Enterprise Threat Protector、DNSi CacheServe、Fast DNS、Identity Cloud を含む、セキュリティ更新情報をお知らせしました。
  • 水曜日(本日)は、トラフィックとコンテンツ配信に関する発表です。
  • 木曜日は、短編動画に注目し、デジタル顧客体験の新たな側面を取り上げます。
  • 金曜日は、開発者とお客様向けに Akamai の導入を迅速かつコードとして管理する新しい方法をご紹介します。

本日は、注目すべき Akamai の配信製品に加え、サービスとサポートの最新情報について説明いたします。最近目標に到達したいくつかのマイルストーンについて取り上げ、Akamai の配信製品が連日、どのようなサービスをお客様に提供しているのかについても総括します。

 

重要性を増すエッジの役割

 

2 月 11 日、Akamai は配信プラットフォームでのピークトラフィックが 140 Tbps に達するという記録を更新しました(IPv6 トラフィックではピーク時に 21 Tbps を記録)。これは、2019 年第 1 四半期のピーク時配信を 70% 上回る数字です。事実、Akamai は今では毎日、50 Tbps を上回るウェブトラフィックを配信しています。トラフィックレベルの急上昇や、接続デバイスの大幅な数の増加と多様化に伴い、エッジの役割も重要性も拡大しています。

 

Akamai Intelligent Edge Platform は、世界中に展開されている巨大なネットワークであり、長年にわたって独自のエッジネットワーキングおよびコンピューティング機能に対応できるよう拡張されています。それにより、ネットワークのエッジで機能を実行できるようになり、お客様のオリジンリクエストをオフロードし、コンテンツの配信を高速化するとともに可能な限りエンドユーザーの近くから配信することでパフォーマンスを最適化しています。また、お客様がクラウドワークフローのアップストリームで負担を強いられている運用コストの一部も相殺されます。

 

Akamai で快適な体験を提供

 

多くの組織では、デジタル資産がビジネスの促進を後押ししています。Akamai Intelligent Edge Platform が得意とする分野の 1 つは、オンラインの視聴者に快適なデジタル体験を提供できるようにすることです。Web サイト、アプリ、API、動画、ソフトウェア、小規模オブジェクトなど、組織が配信するコンテンツのタイプに関係なく、Akamai の包括的なコンテンツ配信製品(Ion、Adaptive Media Delivery、Download Delivery を含む)は、場所、デバイス、ネットワークを問わずすべてのユーザーに優れたデジタル体験を提供するように設計されています。これを実現するために、Akamai は自社のインテリジェントなエッジプラットフォーム、ユースケースに合わせたアプローチ、エッジインテリジェンスを基盤としています。

 

 

Akamai Intelligent Edge Platform

Akamai Intelligent Edge Platform は、世界で最も広く普及している CDN です。一貫性のあるデジタル体験を実現するために、ネットワークの輻輳の影響を最小限に抑えながら、信頼性、スケーラビリティ、リーチを確保するように構築されています。世界 136 か国で 1,500 近くのネットワークに 27 万 5,000 台以上のサーバーを配備している Akamai は、きわめて低いレイテンシーと最高レベルの品質でユーザーに高速で配信します。

 

ユースケースに合わせた製品

 

Akamai の配信製品は、それぞれが Akamai Intelligent Edge Platform を基盤として構築され、プラットフォームのメリットを継承しています。それらの製品は主要なコンテンツ配信のユースケースに対応するように微調整されており、Web サイトやアプリのパフォーマンス、API の高速化、動画配信、大容量ファイルのダウンロード、小規模オブジェクトの配信にさまざまな製品が使用されています。ユースケースはそれぞれに特色があります。特定のシナリオで最適な配信パフォーマンスとオフロードを実現するためには、異なる配信設定が必要であり、場合によっては異なるハードウェア最適化が必要になります。

 

エッジインテリジェンス

 

Akamai Intelligent Edge Platform は広く普及しており、エンドユーザーに近接しているため、エンドユーザー体験がさらに最適化されるとともに、お客様のオリジンインフラストラクチャからのリクエストもオフロードされるという無限の機会が生まれます。Akamai のエッジインテリジェンス機能は、エンドユーザーに密接に関係している複雑さの問題解決に役立つだけでなく、次のような特長があります。

  • ページの重さの軽減と読み込み時間の短縮
  • アプリとサイトの高速化
  • トラフィックの調整
  • サードパーティーのスクリプトの管理
  • 動画コンテンツの保護と収益化
  • API リクエストの制御と認証
  • 画像と動画の最適化
  • サーバーレスコンピューティングによる体験のカスタマイズ

 

発表の要点

 

Akamai は、Akamai Intelligent Edge Platform から配信される Web サイト、アプリ、API、動画、ダウンロード、オブジェクトのパフォーマンスとオリジンオフロードの改善を図るために設計された配信製品の機能強化について発表します。特に Web サイト、アプリ、API 向けの機能強化により、標準的な Tiered Distribution を実装しているお客様の場合、最初の 1 バイトが到達するまでの時間が最大で 30% 短縮され、オフロードは最大で 50% 向上します。また、最近展開した Bottleneck Bandwidth and RTT(BBR)により、ラストマイルネットワークを介したエンドユーザーへの動画、ダウンロード、オブジェクトの配信速度がさらに最適化されます。その結果、お客様においてはすでにスループットが 5~18% も改善されています。また、オンデマンド動画コンテンツのオリジンオフロードを改善するために、
追加機能も展開されています。

 

Akamai は、サーバー側のウォーターマーキング・コンテンツ・セキュリティ・パートナーのリストを発表しました。現在、Irdeto、NAGRA、Verimatrix、ContentArmor、INKA Entworks なども追加されています。これらのパートナーは、ウォーターマーキングソリューションを Akamai のプラットフォームに統合し、さまざまなベンダーと連携するオプションをお客様に提供しています。また、パートナーの多くは、Akamai の Access Revocation API を自社製品に統合することで、著作権の侵害元をほぼリアルタイムで遮断しています。このようなパートナーの数は増え続けており、増大する動画著作権侵害の問題に対抗できる Akamai Intelligent Edge Platform の役割をさらに強固なものにしています。

 

Akamai は、新しい Premium Service and Support 3.0 を発表しました。これは、親身なエンゲージメントと、すべての Akamai ソリューションについて幅広い知識と理解力を備えた連携サポートエキスパートを提供するものです。このサービスにより、視聴者の体験を向上させるためのベストプラクティスと製品価値の定期的な検証を通じて配信設定を最適化できます。

 

ご利用中の製品の新機能については、引き続き以下をお読みください。

Adaptive Media Delivery

Cloud Wrapper

Download Delivery

Ion

サービスおよびサポート


 

Adaptive Media Delivery

Adaptive Media Delivery は、ストリーミングコンテンツの配信パフォーマンス、オフロード、信頼性を改善します。新たに統合されたウォーターマーキングパートナーの追加により、エッジ・ウォーターマーキング・ソリューションのサポートが広がります。新しいブレッドクラム機能により、プレーヤーは Akamai Intelligent Edge Platform 内で各リクエストがどのように処理され、サービスが提供されたのかを把握できます。

主な特長

オリジンのフェイルオーバー

オリジンとネットワークの問題がクライアントに及ぶ前にその問題を特定し、オリジンの障害時にリバッファリングイベントが発生する可能性を減らします。

BBRBottleneck Bandwidth 
and RTT

Akamai Intelligent Edge Platform 全体での BBR 輻輳制御アルゴリズムのロールアウト。ラストマイルネットワークを介してエンドユーザーに送信されるときの速度を最適化することで、転送されるデータの信頼性と耐障害性を向上させるように設計されています。

ブレッドクラム

エッジとオリジンのリクエスト/レスポンスのリアルタイムトレース。キャッシュミスやルートのデバッグをサポートします。

XML の最適化

設定内の不要な変数を確認して削除し、ネットワーク負荷を軽減し、パフォーマンスを段階的に改善します。

TLS 1.3

HTTPS トラフィック用のトランスポート・レイヤー・セキュリティ(TLS)1.3 をサポートします。

Quick Retry GA

動的ルーティングを使用してネットワークのボトルネックをインテリジェントに検出、回避し、別の接続パスを試行することで、動画の再生品質を最適化するとともにリバッファリングイベントを減らします。

SameSite Cookie のサポート



共有キャッシュ TTL

エンドユーザーのプライバシーをさらに保護するために、現在および今後のブラウザーリリースに追加される SameSite Cookie をサポート。Cookie ベースのトークン認証のサポートが追加され、SameSite Cookie のアップデートと互換性をもたせています

s-maxage HTTP ヘッダーをサポート。キャッシュ管理をシンプル化し、マルチ CDN 環境全体で一貫したキャッシュ TTL を適用します。

オフロードの改善

キャッシュに入れる必要がなくなったライブコンテンツを積極的に排除することで、VOD コンテンツのキャッシュスペースが増加し、オフロードレベルが改善されます。

追加された 3rd パーティーのウォーターマーキングプロバイダー向けのサポート

Irdeto、NAGRA、Verimatrix、ContentArmor、INKA を使用するお客様向けに、エッジ・ウォーターマーキングのサポートを追加。

 


 

Cloud Wrapper

Cloud Wrapper は、改善された新しい顧客オンボーディング体験を提供します。これには、お客様に必要なキャパシティを分析する予測レポートが含まれており、オフロードがどのように管理されているのかについてより詳しく知ることができます。

 

主な特長

フットプリントデスクリプタ

ストレージの割り当てとオフロードの全体的な予測、管理、レポートを改善します。
この機能はキャパシティを分析して、キャパシティとオフロードのモデル化および可視化を行います。

 


 

Download Delivery

Download Delivery は、大容量ファイルのダウンロードの配信パフォーマンスと信頼性を改善します。TLS 1.3 の追加により、HTTPS 経由で配信されるトラフィックのセキュリティが強化されます。

 

主な特長

BBRBottleneck Bandwidth 
and RTT

Akamai Intelligent Edge Platform 全体での BBR 輻輳制御アルゴリズムのロールアウト。ラストマイルネットワークを介してエンドユーザーに送信されるときの速度を最適化することで、転送されるデータの信頼性と耐障害性を向上させるように設計されています。

XML の最適化

設定内の不要な変数を確認して削除し、ネットワーク負荷を軽減し、パフォーマンスを段階的に改善します。

TLS 1.3

 

 

共有キャッシュの TTL

HTTPS トラフィック用のトランスポート・レイヤー・セキュリティ(TLS)1.3 をサポートします。

s-maxage HTTP ヘッダーをサポート。キャッシュ管理をシンプル化し、マルチ CDN 環境全体で一貫したキャッシュ TTL を適用します。

ブレッドクラム

 

エッジとオリジンのリクエスト/レスポンスのリアルタイムトレース。キャッシュミスやルートのデバッグをサポートします。

SameSite Cookie のサポート

エンドユーザーのプライバシーをさらに保護するために、現在および今後のブラウザーリリースに追加される SameSite Cookie をサポート。Cookie ベースのトークン認証のサポートが追加され、SameSite Cookie のアップデートと互換性をもたせています

 


 

Ion

Ion には、Web サイトとアプリのパフォーマンスおよびオリジンのオフロードを改善するいくつかのアップデートが追加されました。デジタル体験の十分な最適化を行い、ユーザーの近くにキャッシュします。TLS 1.3 の追加により、HTTPS を介して配信されるトラフィックのセキュリティが強化されます。また、共有キャッシュ TTL 機能により、マルチ CDN アーキテクチャを使用するお客様のセグメントのキャッシュ管理がシンプル化されます。

 

主な特長

オフロードの改善

キャッシングテクノロジーが更新され、インフラストラクチャが強化されました。これにより、標準的な Tiered Distribution によるオフロードが最大 50% 向上します。

TLS 1.3

HTTPS トラフィック用のトランスポート・レイヤー・セキュリティ(TLS)1.3 をサポートします。

Edge サーバーの改善

リクエストの処理フローを改善し、Time to First Byte(最初の 1 バイトが到着するまでの時間(TTFB))を最大で 30% 短縮する、追加のエッジサーバー最適化。

DNS パフォーマンスの改善

DNS ルックアップの処理の改善により、クライアントを最適なエッジサーバーに接続するために必要な時間が短縮されます。

共有キャッシュの TTL

s-maxage HTTP ヘッダーをサポート。キャッシュ管理をシンプル化し、マルチ CDN 環境全体で一貫したキャッシュ TTL を適用します。

Resource Optimizer 
SVG 
のサポート

SVG ファイルタイプの Resource Optimizer をサポートし、リソース消費を最大で 30% 削減します。

XML の最適化

設定内の不要な変数を確認して削除し、ネットワーク負荷を軽減し、パフォーマンスを段階的に改善します。

 


  

サービスおよびサポート

Premium Service and Support 3.0 は、親身なエンゲージメントと、Akamai のすべてのソリューションに関する幅広い知識と理解力を備えた連携サポートエキスパートを提供します。

 

主な特長

Premium Service and Support 3.0

視聴者の体験を向上させるためのベストプラクティスと製品価値の定期的な検証を通じて、配信設定を最適化できます。技術的なビジネス評価およびツールのカタログが含まれており、メディア配信のさまざまな側面を正しくセットアップおよび設定していることを確認できます。

 

 

では次回、4 日目にもご期待ください。パフォーマンスの新機能について説明します。