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年末オンライン商戦の振り返り

アカマイは Digital Performance Management (DPM) のリーダとして、State of Online Retail Performance Report (オンラインリテールの現状-パフォーマンス)を定期的に発行しています。本稿では2017年末のホリデーシーズンの海外動向を簡単にご説明します。レポートでは次のモバイルトラフィックの知見について説明がされています。

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現在、世界で最もオンラインショッピングの売上があがる日は中国の独身の日(11月11日)と言われています。その後、米国の感謝祭 (Thanks Giving) からグローバルでのホリデーシーズンが始まります。感謝祭と言われても日本ではあまり馴染みがないので、昨年のカレンダーを見てみましょう。
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ブラックフライデーは感謝祭の翌日になり、米国では一年で最大のセールをする日と言われています。また、その次の月曜日はサイバーマンデーと呼ばれ、感謝祭を家族で過ごしたあとに、皆がそれぞれの家に帰ってオンラインでショッピングを開始する一大イベントとなります。
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使用デバイスで見ると、ブラックフライデーの日はモバイルデバイスから、サイバーマンデーはデスクトップからのトラフィックが他を上回っています(10月平均比較)。なぜ同じようなイベントで使用デバイスが異なるかと言うと、ブラックフライデーはホームタウンに帰省し家族団欒を楽しむために自宅ではなくモバイルデバイスからのアクセスが多くなると考えられており、一方、サイバーマンデーは月曜日になるので、消費者は休暇明けで職場に戻り、勤務中にPCを使ってオンライン体験をしたと考えらているからです。日本では考えられませんね。

その他の傾向としては、モバイルのコンバージョンが急増していることも判明しました。

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 上図はコンバージョン(売上)の変化率を前年度と比較したものです。デスクトップの売上は変わらないか減少しているのに対し、モバイルデバイスは三桁に近い成長率を示しています。興味深い点として、前述でサイバーマンデーではデスクトップからのトラフィックが多くモバイルは少ないと指摘したにもかかわらず、モバイルデバイスのコンバージョンの伸びが多いことです。これはつまり、さすがに購入するのには会社のPCではなく自分のモバイル端末から行うということのようです。
 
しかし、モバイルの場合、コンバージョンがこれほど上昇しているにも関わらず、直帰率が相変わらず高いのが課題です。
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上図は直帰率に関するデータです。直帰率とはお客様がサイトを訪れたときに、次のページをクリックすることなく、別のサイトに逃げてしまう率です。数字は低い方が好ましいです。10月の平均はモバイルが50%と高い数値を出し、多くのモバイルユーザがサイトから離脱しています。ブラックフライデー、サイバーマンデーは強い購買意識があるので、直帰率が下がっています。興味深いのはサイトのページ表示時間との相関です。モバイルユーザが1.6から1.7秒でページ読み込みが完了しているときは直帰率が38.24%と最小値になっているのに対し、読み込み時間が3.0秒になると直帰率が 6% も向上し44.28% となります。

ページの読み込み速度が遅くなると直帰率が悪い数値になるのは論理的に証明され、ホリデーシーズンのトラフィックは下図のようなパターンになります。

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2秒以内では良好な直帰率ですが、3秒、4秒と遅くなるにつれ、直帰率が悪化します。とくにモバイルデバイスではその数値が常にデスクトップよりも悪い数値となっており、モバイルユーザがページ表示速度により敏感であることが分かります。

今回はスペースの関係ですべてを説明できませんでしたが、レポートをダウンロードいただければクリスマスシーズンなど、より興味深いデータを見ることができます。是非、今年のホリデーシーズン、もしくはキャンペーンに備え、皆様のビジネスを最大化してください。

 

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