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ユーザー環境に合わせたパフォーマンス最適化の進化

Akamaiの能動的なパフォーマンス最適化、Adaptive Accelerationについて前回ご紹介をさせていただいていから1年半が経過しました。この間、Adaptive Accelerationは、少しずつ、進化を続け、新機能が適用されています。そして、ベータプログラムとして、一部のお客様環境で動き始めた新しい試みもあります。今回、本稿ではそれらの進化の差分について、簡単に触れてみたいと思います。

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  • 効果的なコンテンツ圧縮

ネットワークパフォーマンスを向上する一般的な手法として、データの圧縮があり、最も一般的に用いられている形式はGZIPかと思います。GZIPはあらゆるクライアント環境で復号化できるため、広く普及してきました。時代は進化し、GZIPよりも更に圧縮効率が高く、復号化の速度も変わらないものが近年では開発され、公開されています。Zopfli、そして Brotliです。ZopfliはGZIPとアルゴリズムの互換性があるため、GZIPに対応しているクライアント環境では有効です。BrotliはZopfliより高い圧縮効果が期待できますが、GZIPとは互換性がないため、別にクライアント側でサポートされている必要があります。Adaptive Accelerationの機能のうち、Resource Optimizationを有効にすると、CSSやJSファイルに対して、これらの新しい圧縮が自動的に適用され、クライアント側が解釈できる最も最適な圧縮形式でコンテンツが送信されます。具体的には、Brotliをサポートしているブラウザ(HTTPSアクセス時)にはBrotliで、それ以外の古い環境にはZopfliで応答を行います。結果、オリジン側の変更を伴わず、Akamaiの配信設定の変更だけで通信流量とパフォーマンスの最適化を自動的に行うことができるようになります。

  • サードパ-ティスクリプト管理

今日のwebサイト上には、自社ドメインからの配信ではないコンテンツ、つまりサードパーティ製のコンテンツが溢れています。広告、分析、ソーシャルメディア等、様々な目的で導入されているかと思います。多くのビジネス上の利点をもたらすこれらのサードパーティ製のコンテンツですが、その複雑な仕組みがもたらすパフォーマンス面への影響や管理性の低下が問題になるケースもしばしば見受けられます。サードパーティ製のコンテンツのなかでも、特に影響の大きいものとしてサードパーティ製のスクリプトに本稿では着目します。スクリプトは手動またはタグマネージャで管理されていることが多く、タグの中から別のタグが再帰的に呼び出されるなど、実際に最終的にwebサイト上で動作するスクリプトを管理/把握することは日々、困難になってきているかと思います。そのような場合に、Adaptive AccelerationのScript Manager(2018年10月時点ではBeta)を用いれば、管理/把握いただくことが可能になります。

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上記はScript Managementを適用したときのGUI (ベータ版の時のものであるため、今後変更される可能性があります)ですが、ここにはサイトから呼び出される全てのスクリプトが自動的に解釈され、そのスクリプトのサイトに与えるインパクトとシンプルな対応策が選択できるようになります。まず、サードパーティ製のスクリプトが自動的に全て検知され、それらのスクリプトのパフォーマンスへのインパクトが可視化されます。可視化された結果から、Defer (スクリプト実行の後回し)やBlock(スクリプト実行の中止)などの管理を行うことがドロップダウンリストから簡単に実現できます。日々変化するサードパーティ製のスクリプトをこのように簡単に管理/把握できるのであれば、やってみよう、っと思われませんか?そのように思われた場合は、ぜひ、Akamaiにご相談ください。

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