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Broadcast Operation Control Center (BOCC)のご紹介

本ブログではアカマイの新しいマネージドサービスの一つである、Broadcast Operation Control Center (BOCC)のご紹介をいたします。
BOCCとは、インターネットでブロードキャスト(動画配信)をした場合に直面する様々な問題を解決する、専門家、ファシリティ、ツール、プロセスの総称となります。
アカマイがそのようなサービスを提供する背景として、ネット動画視聴者の期待値の高まり、それに対するネット動画サービス提供者側の配信クオリティへの要望の高まりがあります。


ネットでもテレビのように

2016年頃より、テレビで放送される番組をインターネット上でも同時に配信する「ネット同時再送信(IPサイマル放送)」に関する話題を新聞やニュースでよく目にするようになってきました。
実際にテレビで放送されている番組をリアルタイムでネット同時配信している放送局も登場してきております。
また品質の高いVoDサービスもインターネット上には多数あり、視聴者のネット動画に対する期待値はテレビと同じように「つけたら待たずに必ず最後まで見られる」というものになってきているのではないでしょうか。


インターネット動画配信は問題となりうる箇所が多い

一方で、インターネット動画を配信するためには、配信サーバー、視聴者と配信サーバー間のネットワーク、視聴者側のネットワーク帯域、再生端末(PC,スマホ)などなど様々な要素を考慮する必要があります。
つまり、サーバーの障害、ネットワークの混雑、再生端末側の帯域不足や不具合など、従来のテレビでの視聴とは異なり、様々な部分が問題箇所となり得ます。
このような問題を、あたかも放送局のマスターコントロールルームのように一元的に把握し、的確かつ迅速に対応するソリューションがBOCC(Broadcast Operations Control Center )です。
BOCC.png
(BOCC ボストンオフィスの写真)

以下にBOCCのバリューをまとめます。

BOCCのバリュー1「専門家集団」
BOCCのエンジニアはアカマイプラットフォーム上での動画配信に精通している専門家となります。
現在主流の各配信フォーマットに関する知識を有し、それぞれの配信フォーマットで起こりうる問題の迅速な特定を実施します。
そのような専門家が24時間体制でお客様の動画配信を監視しております。
 
BOCCバリュー2 「ファシリティ」
BOCCファシリティには冒頭の写真のように多数のモニターを用意し、お客様の動画を24時間365日体制で監視しております。
またiOSデバイス(AppleTV、iPhone, iPad)やAndroid、Roku、FireTVなど様々な再生端末を用意し、必要に応じて、各端末からのパケットをキャプチャーし、端末固有の問題特定をいたします。
NOCCと呼ばれるアカマイのネットワークを監視する専門家集団も近くにおり、問題の原因がネットワーク層に起因していそうな場合はNOCCエンジニアをすぐ巻き込み解決を目指すことが可能です。
現在BOCCのファシリティは弊社ボストン本社内にございます。
またインドのバンガロールにも建設中で、近々運用に入る予定です。

BOCCバリュー3 「ツール」
優秀な外科医もすぐれた手術道具がないとその能力が限られるように、BOCCエンジニアも様々なツールを駆使して障害というパズルを解いていきます。
その一例として、エンコーダー(ライブソースをアカマイに送るための装置)から、アカマイネットワーク内の各種サーバー、プレーヤーを全て一元的に監視するツールを導入しております。
BOSS.png(様々なコンポーネントの状態を可視化するツール。サーバーなどのコンポーネントが球体で表示され、上下がそれぞれPerformanceとAvailabilityを示し、色で状態がすぐわかるようになっています。)

また各種アラートを設定しておくことにより、問題の傾向が表れ始めたら、障害として顕在化する前に対処することを目指します。

BOCCバリュー4 「プロセス」
あらゆる問題の特定、解決には一定の有効な手順があります。それを問題が発生してから受身的に用意するのではなく、長年のテクニカルサポート事例や、アラートに対する対処のノウハウを手順としてまとめ事前に準備しておくことで事象解決までの対応速度の向上を実現しています。
またRunbookという形でお客様個別の連絡フローや特記事項をまとめておき、有事の際にも円滑な連絡対応が可能となっております。

以上がBOCCの概略となりますが、いかがでしたでしょうか。
これらを全て自前でご用意するのは相当なコストがかかるかと思いますので、是非アカマイBOCCを有効にご活用いただけると幸いです。 

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