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IoT 時代に求められるネットワーク要件

Internet of Things は新しい概念ではないと思っている方は多いでしょう。私もその一人です。ただし、周りの環境の変化を考慮すると違った見方ができるのではないでしょうか。特にクラウド基盤を安価に使えるようになったことや、アプリを提供するプラットフォームを容易に利用できるようになったことは IoT の可能性を高めています。IoT ではデバイスがサーバに接続するようなケースが想定されますが、送信されたデータを加工して付加価値として提供することに意味があると個人的に思っています。

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単体のモノを販売している時代から、そのモノがネットにつながってユーザに価値ある情報を届けるサービスを提供するといったビジネス変化が起きています。モノから送信されたデータを収集し、リアルタイム、もしくはバッチで処理し、そのデータを整理、加工し、価値ある情報をサービスとして提供できる技術基盤は整いつつあります。

消費者はモノ単体だけでなく、付加価値がある情報とつながることを求めており、これが製品の差別化になっています。また、グローバルにアプリケーションを配布する基盤はすでにあり、モノとアプリを別々に提供することも簡単な状況です。モノの価値よりもバックエンドから与えられる情報に比重が置かれると、モノ自体は安価なものでも良いという発想になる可能性もあります。付加価値を与えない製品はやがて競争力を失うので、より安価な価格競争で生き残る道を考えなくてはいけません。

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サービス化に関してはビジネスモデルの設計に頭を悩ますことになりますが、残念ながらこちらは我々の専門外なのであまりお役立ちできません。ただし、インターネットを使ってサービスをするならアカマイテクノロジー社が持つ豊富な実績と経験が役に立ちそうです。インターネットを使って IoT をデザインするには、以下のネットワーク要件を満たす必要があります。

  • パフォーマンス
  • 信頼性
  • セキュリティ

国内だけでなくグローバルに展開するサービスを提供する場合は、インターネットのレイテンシー(遅延)の問題に遭遇します。ラストマイルを気にするだけでなく、インターネットの中(ミドルマイル)にも気を配る必要があります。そして、ネットに常に繋がるかという信頼性も重要です。デバイスを長期間ノーメンテにするのか、もしくはアップデートを前提としたサービスにするかによって、デバイスの特性は大きく変わります。前者は今後10年に渡って動作するような仕組みを考えなければなりません。例えば高速に信頼性高くデータを送信できることによってデバイスの稼働時間を短くしてバッテリーを長時間持たせられるかもしれません。後者は多少インテリジェントな機能を持ったデバイスなので製品改良のためのアップデートが必要となります。誰が、いつ、どこで、どうやってアップデートするかを考えると、やはりパフォーマンスや信頼性が求められます。

一番後回しにされそうなのが、セキュリティです。Denial of Service (DoS) 攻撃を仕掛けられたときに防御できるかは必然の技術になるでしょう。個人情報を基にしたサービスを提供する場合はSQLインジェクションなどの攻撃にも防御する必要があります。サービスに統合された製品は、サービスが止まると、製品の価値は下がり、ブランド価値も下がる恐れがあります。

このように インターネットを使うケースでは、IoT であっても、パフォーマンス、信頼性、セキュリティが重要であることは変わりがありません。

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