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第1回 Akamai Intelligent Platform の仕組みを理解する - アカマイ ベスト・プラクティス (Web Perfromance編)

Akamai Intelligent Platform は世界最大のコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)で、全世界のWebトラフィックの15%から30%をこのプラットフォームから配信しています。

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Akamai のサービスのほぼ全てが、この単一のプラットフォーム上で提供されています。
サービスの活用方法に入る前に、第1回は Akamai Intelligent Platform の仕組みを紹介させていただきます。

Webパフォーマンスの課題とCDN

多くの場合、Webパフォーマンスのボトルネックは、帯域幅ではなく遅延(Latency)です。

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Webサーバーとクライアントが、ネットワーク的に離れていればいるほど、遅延は大きくなります。
遅延が大きくなると、スループットが低下します。Webページを表示するためには、様々なコンテンツが必要ですが、これらのダウンロードに時間がかかることで、ページの表示も遅くなります。

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CDNでは、クライアントの近くのサーバーでコンテンツをキャッシュ・配信します。これにより遅延を小さくし、ページの表示を高速化します。


Akamai Intelligent Platform

AkamaiがCDNの仕組みを作り、商用サービスを開始した1998年以降、現在ではたくさんのCDN事業者が存在します。
しかし、Akamaiと同じ仕組みでCDNを提供できている事業者は他にありません。

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Akamai Intelligent Platform の特徴は、「超分散型アーキテクチャ」と「ダイナミックマッピング」にあります。

  • 超分散型アーキテクチャ
一般的なCDNでは、配信サーバーがCDN事業者のデータセンター等に集中して配置されています。
一方 Akamai Intelligent Platform では、自社のデータセンターだけでなく、様々なISP事業者のネットワークに分散配置されています。クライアント(Webブラウザ)により近いところからコンテンツを配信できるため遅延が小さく、最高のパフォーマンスを引き出すことができます。

「インターネットの端=クライアントに近い位置にある」という意味で、Akamaiでは配信サーバーのことを "Edge サーバー" と呼んでいます。

  • ダイナミックマッピング
Akamaiではクライアント毎に、最適なEdgeサーバーを動的に割り当てる仕組み(※)があります。
Edgeサーバーはクライアントに近いだけでなく、十分な配信パフォーマンスを提供できることが重要であり、これを実現しているのがダイナミックマッピングです。

ネットワーク機器やサーバー等は故障することがありますし、インターネット上の通信は不安定になることがあります。
またオリンピックのライブ配信等でトラフィックが急増すれば、サーバーやネットワークの負荷が高くなります。

AkamaiではEdgeサーバーの状態や拠点間の通信状態を監視しているため、サーバーやネットワークに障害があれば、影響をうけるEdgeサーバーをすぐに切り離します。
もしトラフィックが急増すれば、その配信に割り当てるEdgeサーバーを柔軟に増やすことができます。

一般的なCDNの課題に対して、Akamai Intelligent Platform がどのように対処しているかを表にしました。

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個々のハードウェアやインターネットではどこかで必ず障害が発生するものです。
発生しうる障害を想定しつつ、Akamai Intelligent Platform でそれを補い、高速かつ安定した配信を実現する仕組みになっています。

次回からは Akamai Intelligent Platform 上で提供されるAkamaiのサービスを、具体的にどのように活用できるのかご紹介していきます。

Akamai Intelligent Platform にご興味のある方は、ITProの以下記事もぜひご覧ください。


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