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グローバル競争に負けているコーポレートWebサイト

残念ながら、多くの国内企業のWebサイトは遅いです。海外競合他社のWebサイトと比較すると負けているケースが多いです。端的に言うと CDN を使っていないからです。なぜCDNが必要なのかは、日本の外からは遅すぎるグローバルWebサイトを参照ください。

しかし、状況は徐々に良くなっています。オウンドメディアを強化し、グローバルに対して自社コンテンツをストレスなく配信しようという動きが活発になっています。ある国内製造業は新しいグローバル・キャンペーンを実施するにあたってCDNを採用しました。その Web サイトに対して複数の海外拠点からアクセスしたときのダウンロード時間を平均化したものが下図です。7 月に CDN を導入した後、ダウンロード時間が劇的に速くなっています。海外競合他社と肩を並べる、もしくは優位性を持った速度となっています。Web サイトのコンテンツには全く手を加えず、もちろんデータセンタのハードウエアなどのインフラにも全く手を加えず、CDN の効果だけでダウンロード速度が 5.3 秒から 0.4 秒と短縮されています。DNS の設定を一行変えるだけで、13 倍の速度向上を得ています。
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これはグローバルの平均値であり、個々の拠点で見るとさらに驚くような結果が見えます。例えば、ドイツのフランクフルトからは 7.6 秒とかなり悪い数字となっていましたが、Akamai 導入後は 0.52 秒となっています。
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1ページに対してグローバル平均 5.3 秒よりも遅い 7.6 秒を費やしていましたが、CDN導入後 15 倍の速度向上、 7 秒の時間短縮を実現しています。例に出している国内製造業の Web サーバは日本国内にあり、日本から同様な速度測定をすると 0.2 秒ほどでダウンロードが完了します。ページは一般的な作りとなっており、 50 個ほどのオブジェクト(CSS, JavaScript, イメージ) が含まれ全体で 2 MB です。日本では速くドイツでは遅いというのはインターネットの根本的な速度遅延の問題です。 

多くの企業が海外売上比率を伸ばす中、Web サイトも日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語、ドイツ語と対応言語を増やす傾向にあります。しかし、エンドユーザに近い場所にサーバがなければ、満足いくようなユーザ体験が得られません。ドイツ語のページを用意しても、例であげたように、ページごとに 7秒以上ダウンロード時間が費やされると、表示が遅くイライラしてそのサイトへアクセスされなくなります。多くのお客様はクレームを言うこともなく無言で去ります。サイト運営者がログを解析しアクセス数が少ないと判断してしまうと、投資がされずコンテンツが陳腐化するという悪循環に陥るケースがあります。一方、海外拠点は本社が何もしないからと自分たちでサーバを立ち上げ運用してきましたが、継続性もなく、ガバナンスもなく、セキュリティの脆弱性をかかえたり、人材の流動化に悩まされたりと、本来の業務に集中できない、もしくは、片手間の業務なので一度作ったコンテンツが何年も更新されず放置されるという悲惨な状況も目にします。 

インターネットの遅延は深刻であり、解決するには以下の二つの方法しかありません。

  1. 全ての国に Web サーバを配置する
  2. グローバルに分散されたCDNを使う
全ての国のドメインを取得してWebサーバを配置するというのはかなり大きな規模でグローバル化している企業しかとれない選択です。また、各国に配置できたとしても限界があります。例えば、米国、カナダ、豪州、中国などは国土が広いため、国の中でもどこにサーバを配置してどこからアクセスされるかでパフォーマンスに差がでます。CDN を導入すれば、日本以外の国でもその国のサーバを使っているような体感を得られます。Akamaiのように超分散型アーキテクチャを採用していれば、その問題はかなり最小化されます。実際、単一国でしかビジネスをしていないアカマイのお客様も多数います。 

業務面でも集中化されたWebを使うメリットも多々あります。例えば本社からすぐにグローバルに配信したいケースです。例であげた国内企業はグローバル・キャンペーンを実施するにあたって、RWD (Responsive Web Design) のサイトを立ち上げ、PCでもスマホでもコンテンツが最適に表示できるサイトを展開しています。もし、各国と調整して実施したとしたら、1年以上はかかったかもしれません。特にモバイル化はサイト毎に対応が異なるので調整が困難です。今後グローバルの各拠点からこのサイトに誘導するローカルキャンペーンが実施されると聞いています。企画から実施までの日数はとても短く、本社主導でなければ短納期は無理だったでしょう。そして、Akamai なしでは最適なパフォーマンスでコンテンツを提供できなかったと感謝されています。 

国内企業が競合と認識している会社の多くは Akamai を使っています。インターネットの遅延の問題を克服し、グローバル競争に勝てるWeb サイトが増えることを願っています。

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