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配信パフォーマンス向上技術 - SureRoute

エンドユーザーのページ表示速度への要求が高くなってきている昨今では、配信元のパフォーマンス改善に取り組んでいる方も多いのではないでしょうか。

しかし、配信元のパフォーマンスは改善したものの、エンドユーザーに届くまでのトータルで見てみると、期待通りのパフォーマンスの改善は見られなかったという経験はございませんか?

これは、インターネットの内部のパフォーマンスに影響を受けていることも原因の一つと考えられます。インターネットは独立したネットワークの集合体であり、効率良く通信を可能とする作りとなっていないためです。
例えば、ネットワークを経由していく際に
    • 非効率で遠回りなルートを経由してしまう
    • 混雑しているネットワークを経由してしまう
    • 経由する際のピアリングポイントがボトルネックとなってしまう
    • ネットワーク障害などにより経由することができない
など、様々な可能性が考えられます。
パケットロスによるスループットの低下などもパフォーマンスに影響を与える原因の一つです。また、これらは経路の距離が長ければ長いほど影響は大きくなってしまいます。
さらに、ネットワークに障害が発生した際には、パフォーマンス向上以前に、配信ができなくなってしまう問題も出てきてしまいます。

今回は、これらのインターネット内部の問題を回避し配信パフォーマンスの向上・配信の安定化を実現するための一つの技術である SureRoute をご紹介します。

SureRoute - パフォーマンス向上

通常、エンドユーザーからデータセンターまでは、BGP(Border Gateway Protocol)のルーティング制御によって得られた経路で通信を行います。ここで得られた経路は、前述した問題の影響を受ける可能性があります。

そこでアカマイでは
  1. エンドユーザーがアクセスするアカマイエッジサーバー(下図中①)からデータセンターまでのルートの間に、最適なアカマイの中間サーバーを2箇所選定し(下図中②,③)、下記の3つの経路を候補とします。
    • BGPの経路
    • 最適なアカマイ中間サーバー その1を経由する経路 (下図中②を経由)
    • 最適なアカマイ中間サーバー その2を経由する経路 (下図中③を経由)
  2. データセンターに対し、これらの3つの経路を通じ同時にリクエストを送信し(レース)、一番レイテンシーの小さい経路を最適な経路として決定します。
  3. このレースは定期的に実施され、その都度、その時点での最適な経路が選択される仕組みとなっています。

sureroute.png

SureRoute - フェイルオーバー

また、通信経路の障害などの理由によりオリジンデータセンターとの情報の送受信ができなくなった際には、SureRouteのフェイルオーバー機能により障害箇所を迂回した経路を選択しパケット送受信を継続しますので、配信サイトのアベイラビリティも向上します。

failover.png


アカマイではこのような技術を用いて、インターネット内部の問題を回避し配信パフォーマンスの向上・配信の安定化を実現しています。

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