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June 2013 Archives

配信パフォーマンス向上技術 - SureRoute

エンドユーザーのページ表示速度への要求が高くなってきている昨今では、配信元のパフォーマンス改善に取り組んでいる方も多いのではないでしょうか。

しかし、配信元のパフォーマンスは改善したものの、エンドユーザーに届くまでのトータルで見てみると、期待通りのパフォーマンスの改善は見られなかったという経験はございませんか?

これは、インターネットの内部のパフォーマンスに影響を受けていることも原因の一つと考えられます。インターネットは独立したネットワークの集合体であり、効率良く通信を可能とする作りとなっていないためです。
例えば、ネットワークを経由していく際に
    • 非効率で遠回りなルートを経由してしまう
    • 混雑しているネットワークを経由してしまう
    • 経由する際のピアリングポイントがボトルネックとなってしまう
    • ネットワーク障害などにより経由することができない
など、様々な可能性が考えられます。
パケットロスによるスループットの低下などもパフォーマンスに影響を与える原因の一つです。また、これらは経路の距離が長ければ長いほど影響は大きくなってしまいます。
さらに、ネットワークに障害が発生した際には、パフォーマンス向上以前に、配信ができなくなってしまう問題も出てきてしまいます。

今回は、これらのインターネット内部の問題を回避し配信パフォーマンスの向上・配信の安定化を実現するための一つの技術である SureRoute をご紹介します。

IPv6への対応

  もう10年以上も前に某展示会でIPv6対応製品が大々的に展示され、それを眺めた記憶があります。
その頃は、最新の技術として注目を浴びていたIPv6ですが、10年以上もIPv4に取って代わるような事態になっていないため、まだしばらくはIPv6へ変わらないだろうという気持ちがどこかで慢性化している気がします。

 

 そんな中、近年はIPv4の枯渇が騒がれ、携帯、タブレット、パソコン、テレビなど様々なデバイスからインターネットへアクセスを行う環境が進んでいるために、いよいよIPv6の必要性がすぐそこまでやってきています。


 

WEB サイトのトレンドを把握するのに便利なツールに、HTTP Archive があります。これは Alexa でランクされている各サイトのデータを集め、色々な指標で公開しているサイトです。

例えば、以下の円グラフは Alexa Top 1000 サイトにおける、 2010 年 11 月 15 日と 2013 年 5 月 15 日のコンテンツ量を表したものです。 2010 年 11 月 15 日では、ページ辺りの平均バイト数は 626 KB ですが、2013 年 5 月 15 日ですと、1246 KB と 2 年半で ほぼ 2 倍のサイズになっています。特にイメージなどの画像サイズの増加が顕著ですね。

chart.jpg


WEB サイト上のコンテンツ(データ)量が増える一方で、一昔前の 8  秒ルールから始まり、6 秒、3 秒ルールなどと、一般のインターネットユーザが WEB サイトに求めるパフォーマンスへの要望も年々高まるばかりです。